地球上で最も手つかずの自然が残る白銀の世界、南極大陸や北極圏。誰もが容易に足を踏み入れることのできない極地への旅は、真の豊かさを知る方にふさわしい究極の探検です。巨大な氷山が海に浮かび、無数のペンギンやホッキョクグマなどの野生動物が息づくこの地球最後の秘境において、最新鋭の客船のデッキから壮大なパノラマを眺めるだけでなく、実際にその大地を踏みしめ、氷河の息吹を間近に感じることこそが極地クルーズの真髄と言えます。
極地のエクスペディション・クルーズにおいて、ハイライトとなるのが「ゾディアックボート」と呼ばれる機動力に優れた頑丈なゴムボートを用いた上陸や、氷山への接近クルージングです。本プログラムでは、天候や氷の状況を熟知した船長とエクスペディション・チームが安全を第一に判断し、1日に1回から2回の頻度で大自然の奥深くへ分け入る探検を実施します。
サウスシェットランド諸島のハーフムーン島で営巣するヒゲペンギンを間近に観察したり、スヴァールバル諸島のニーオーレスン周辺で巨大な氷河が海に崩れ落ちる轟音を体感したりと、小型ボートならではのダイナミックなアプローチが可能です。各分野の専門家であるチームの案内により、極地の脆い生態系や歴史に対する深い理解が得られ、知的好奇心を存分に満たす時間が待っています。
未知の環境へ足を踏み入れる際、最も重要となるのが身につける装備です。極地の自然環境は予測が難しく、海岸での上陸時には冷たい波打ち際を歩くことも少なくありません。当クルーズでは、全乗客の皆様に上陸用長靴の無料レンタルをご用意しております。
防水性と防寒性に優れた専用の長靴を現地で借りることができるため、日本からかさばる重いスノーブーツなどをわざわざ持参する手間が省けます。さらに、機能性を兼ね備えた特製のエクスペディション・ジャケットは乗客全員にプレゼントされます。ベストシーズンである南極の夏(1月頃)の平均気温は0度から5度程度であり、特別な極寒サバイバル装備を買い揃える必要はありません。スキー場を訪れる際のような、ウールや化繊素材のアンダーウェアを重ね着する温度調節をベースにした服装と、ご用意する長靴およびジャケットを組み合わせることで、どなたでも身軽かつ安全にゾディアック上陸へご参加いただけます。
極地の過酷な海域の運航を担うのは、電池バッテリーと燃料のハイブリッドエンジンを搭載した「MS Roald Amundsen」や「MS Fridtjof Nansen」をはじめとする最新鋭の耐氷探検船(アイスクラスPC6など)です。厳格な国際ガイドラインを遵守し、極地の自然環境を保護しつつ、船内には絶景を望むパノラマラウンジ、サウナ、インフィニティプール、地産地消の新鮮な食材を活かしたレストランなど、極上のくつろぎ空間が広がっています。
また、旅のストレスを一切感じさせないオールインクルーシブスタイルを採用している点も特筆すべき魅力です。ブエノスアイレスからウシュアイア、あるいはオスロからロングヤービエンといった指定の国内線往復航空券、乗船代金、港湾税、船内でのチップ、Wi-Fi利用料、さらにはお食事中のアルコール(指定のワインやビール)までがすべて代金に含まれています。過酷な大自然を切り拓く強靭さと、洗練されたホスピタリティが見事に調和した空間で、リラックスした洋上の休日をお過ごしいただけます。
この類まれなる壮大な探検クルーズへのご参加にあたり、ハルカゼ旅行社が皆様の旅程を全面的にサポートいたします。極地への渡航に際しては、所定の乗船フォームに加え、健康アンケートや医師の診断書、環境省への届出書といった特別な書類提出が求められます。そうした複雑な書類準備の的確なご案内から、アルゼンチンのブエノスアイレスやノルウェーのオスロに至るまでの国際線航空券の最適なスケジュール構築まで、ご出発前のあらゆる煩雑な手続きを私たちが一手に承ります。お客様には一切の不安や煩わしさを感じていただくことなく、万全の態勢で探検の拠点へとご出発いただけるよう、卓越した専門知識をもつきめ細やかな対応をお約束いたします。
想像を絶するスケールで屹立する青く輝く氷の造形美、そして厳しい自然の中で命の息吹を力強く感じさせる野生動物たち。サウスジョージア島を埋め尽くすオウサマペンギンの巨大なコロニーや、氷海の王ホッキョクグマの威風堂々たる姿など、写真や映像では決して伝わりきらない圧倒的な現実が、極地には存在します。手つかずの大自然が残るこの場所を訪れ、ご自身の足で氷の大地を踏みしめる体験は、これまでの人生観や価値観を根本から揺さぶるほどの強烈な感動をもたらすことでしょう。刻一刻と変化を続ける地球の本来の姿をご自身の五感で捉え、一生の記憶に深く刻むこと。それこそが、今この時代に究極の冒険旅行へ旅立つ最大の意義なのです。