誰もが簡単に足を踏み入れることができる場所ではありません。地球最後の秘境とも呼ばれる南極大陸や、氷海の王が生息する北極圏。そこは、想像を絶するスケールの氷の造形美と野生動物たちの息吹がすぐそばに感じられる、究極の空間です。かつては探検家たちが命を懸けて挑んだ過酷な環境も、現代においては強靭な耐氷性能と極上の快適さを兼ね備えたラグジュアリーな探検客船を利用することで、安全かつ優雅に巡ることが可能となりました。
各分野の専門家である生物学者や地質学者が同行し、航海中に開催されるレクチャーを通して極地の自然や生態系への理解を深めることができます。知的好奇心を満たした後は、ゾディアックボートと呼ばれる強化ゴムボートに乗り込み、ダイナミックな上陸体験や氷山に接近するクルージングへと出発します。ハーフムーン島でのヒゲペンギンの営巣地観察や、デセプション島での特異な地形の探索など、同じ地球上とは思えないほどの圧倒的な大自然が皆様をお迎えいたします。
独自の生態系を育むフォークランド諸島と、サウスジョージア島を23日間かけて巡る壮大な旅路は、野生動物の観察において格別の体験をもたらします。上陸すれば、見渡す限りのオウサマペンギン(キングペンギン)の巨大なコロニーが広がり、海岸線にはゾウアザラシの群れがのんびりと寝そべる姿を確認できます。海を見渡せば、巨大な氷山の間をクジラが優雅に泳ぎ、潮を吹く力強い音までが響き渡ります。厳格な国際ガイドラインを遵守することで保護された、脆くも美しい自然環境の中でのみ成立する奇跡のような光景です。
北極圏でのエキスペディションもまた、特有の魅力に溢れています。ホッキョクグマの生息地として名高いスヴァールバル諸島(スピッツベルゲン島)を大周回する14日間のルートでは、北緯80度を超えて海氷の限界へと迫ります。氷河が轟音を立てて崩れ落ちる絶景のなか、セイウチやホッキョクギツネといった希少な動物たちの姿を探求します。さらには、かつての探検家たちが夢見たアラスカからグリーンランドへと抜ける幻のルート「北西航路」を辿る25日間の大航海も設定されております。イヌイットの歴史と文化に触れ、世界遺産イルリサット・アイスフィヨルドの壮大な氷山群を抜けながら進む、ロマンに満ちた壮大な船旅です。
極地の過酷な自然を堪能した後は、探検客船の温かく洗練された船内が至福の時間をお約束します。最新のハイブリッド技術を用いたエコ探検船「MS Roald Amundsen」や、大自然を探検するために特別設計された「MS Fram」「SH Diana」などの各船には、絶景を望むパノラマラウンジ、ジャグジー、サウナ、そしてスパ施設が完備されています。
冷えた身体をサウナや窓付きのジャグジーで温め、パワーをチャージした後は、厳選された食材を用いたコースディナーや洋上グルメをご堪能いただけます。クルーズ代金には乗船代金はもちろんのこと、食事中のアルコールを含む各種ドリンク、港湾税、船内チップ、上陸用のエキスぺディション・ジャケットの進呈や長靴のレンタルが含まれたオールインクルーシブのスタイルを採用しております。船旅ならではのリラックスした空気のなか、日常の喧騒から完全に切り離された極上の休日をお過ごしいただけます。
この特別なエクスペディション・クルーズを、ハルカゼ旅行社が確かな知識と丁寧な対応でサポートいたします。南極のベストシーズンにあたる1月出発のコースには、初めての極地クルーズでも安心してお楽しみいただけるよう、日本人コーディネーターが同行する特別なプログラムもご用意しております。言葉の壁を気にされることなく、専門家による自然環境や野生動物の貴重なレクチャーを深く理解していただくことが可能です。ブエノスアイレスやオスロ、シアトルといった各玄関口までの国際線手配から、乗船前後の細やかなご要望に至るまで、お客様の快適な旅の実現に向けて伴走いたします。
日常の枠組みから遠く離れ、地球上で最も手つかずでありながら最も美しい極地へと足を運ぶことは、ご自身の価値観を根本から揺さぶる大きな転機となります。数千年の時を刻む青く輝く氷河、厳しい自然環境のなかで力強く命を育むペンギンやクジラたちの姿。それらを五感すべてで受け止める体験は、映像や書物から得る知識をはるかに超え、生涯色褪せることのない宝物として心に深く刻み込まれます。持続可能な観光と環境保護が叫ばれる現代において、この神聖な自然を自らの目で確かめ、地球の未来に思いを馳せる経験の価値は計り知れません。大自然が魅せる真実の姿に触れる、一生に一度の壮大な冒険へ出発する時は、まさに今おとずれています。